頭がいいなあ清隆は。

　ナオヤ：歩vsブレチルを見ててつくづく思うんだよ。清隆は賢いって。
　カナメ：弟殺すようにけしかける男のどこが賢いのよ。
　ナオヤ：だって死なないじゃん歩。ブレチルがどんなに殺そうとしてもさ、彼はその運命の配置上の関係で寿命が来るまで死ねないんだから。
　カナメ：…そういえばそうだっけね。火澄君は何度も自殺失敗してるし、清隆も自殺出来ないんだっけ。
　ナオヤ：歩はその事を知らないから、生き残る為に尽力し、運命を否定出来る程に成長する。その為に、、歩に情報が渡るのを防いだんだろうな。
　カナメ：そうか、、歩君を襲う方法に制限を掛けたのは、理不尽な状況でも生き残ってしまう強運の存在を隠す為だったのかも…。
　ナオヤ：そしてもし、仮に、勝負の最中に歩が死んだなら、それは運命が人の手で変えられる事の証明になる。清隆だって自殺できるし、ブレチルだって変わらずに済む。
　カナメ：歩ひよ主義者としては最悪の結末だけどね(怒)。
　ナオヤ：兄×姉主義者としても嫌だな(苦笑)。

　アイズの爆弾は適当に押してもそれが正解になり、浅月の用意した蜂は歩を襲わず、理緒の爆弾は不発に終わる。…なんか凄いな(苦笑)。

　但、もしも歩が自身の強運を、運命を信じていたら、彼は間違いなく２０歳になる前に死んでいただろう。

　だが、歩は自身の強運、運命を信じなかった。だからきっと、歩は２０歳を越えて生きる筈だ。

　…てか、お願いだから生きてくれ！！　そしてひよのとのラブい姿を観せてくれ！！！　←これが本音。