牙狼の劇場版「月虹ノ旅人」感想

　最高だった。



　そんな訳で以下、ネタバレ注意です。

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■粗筋■

黄金の鎧が執念の闇に蝕まれた時、牙狼の歴史に最大の危機が訪れる！　今こそ集結せよ、三人の黄金騎士！！

　そんな訳で月虹ノ旅人を鑑賞。
　冴島家牙狼が大集合する、正にお祭りって感じの映画だった。
　特に大河＆鋼牙の出番が思った以上に多くて驚いた！　特に鋼牙は客演時の風見志郎レベルの大活躍！！（英霊の塔が破壊された時の登場シーン、正に真打ち登場って感じで燃えた！！）

　以下、思った事。

　
・バデルの正体

　その名は魔界語で父を意味する、即ち正体は冴島鋼牙、、の父親、冴島大河！
　はい、鏡での通話シーンまで勘違いしてましたよっと。
　所々で喋り方が柔らかくて「鋼牙ってこんな風に喋るっけかな？」とは思ってたんだけど「まあ、子供の姿だからか」と納得させてた。


・英霊の塔、崩壊

　中々の非常事態。
　黄金騎士の聖地とも言える場所で、まさか此処が破壊されるとは、、という衝撃に襲われた。
　敵の正体を考えると、初代牙狼最終回への仕返しも兼ねてたんかな。


・バラゴ

　出る事は知ってたんだけど、敵役で登場したのは正直に言って予想外だった。私の中では小説版の影響が強いんで、てっきり味方として加勢してくれるとばかり。

　個人的にはコイツ、初代牙狼最終回で斬られた「呀の鎧」がホラーみたいな感じで復活したんじゃないかなって考えてる。

　なので、コイツの存在を大河が「お前はバラゴじゃない」と否定してくれたのは嬉しかった。鋼牙からの否定はTVシリーズの顛末を指してて、文字通り「お前は既に死んでいる」的な意味なんだけど、大河の方は「アイツは既に転生している」って意味を含んでるんじゃないかなって。


・最後

　結局、鋼牙は最後にまた旅立ってしまって（オマケにガジャリとの契約まで追加）一緒に帰ろうとは為らなかった訳だけど、、きっと何時か、家族一緒に暮らせる日が来るんだろうなって、そんな希望を感じるラストだった。
　寧ろ、ラストのカットが再会後の日常風景って可能性だって有る。あの後、描き終わったカオルが振り返って、三人でアトリエを出て、そこに鋼牙が合流して、、なんてね。