作成日2006年4月3日、移転日は2009年5月13日。
■2025年分の散財の記憶■ ・4月 あきらかに年齢を詐称している女子高生Vtuber2(なまず) 予約 真田魂5(重野なおき) 予約 軍師 黒田官兵衛伝7(重野なおき) ・3月 新仮面ライダーSPIRITS40(原作:石ノ森章太郎 作:村枝賢一) ポヨポヨ観察日記+(樹るう) レコチョク TABOO NIGHT XXXX(QUARTET NIGHT) レコチョク 遥かなる宇宙(井上和彦) VIVID VOICE PARTY3(アンソロジー) 風都探偵18(原作:石ノ森章太郎 著:三条陸 イラスト:佐藤 まさき) ・2月 Redmi 14C Redmi 14C手帳型ケース ずんだもんTV!1(原作:ずんずんPJ、作画:卯匡) ・1月 Nintendo Switchソフトあつまれ どうぶつの森 DL版 メカニックダイナソー ブラキオサウルス 組み立てキット 恐竜A 信長の忍び22(重野なおき) 殺っちゃえ!! 宇喜多さん2(重野なおき) 雑兵めし物語3(重野なおき) 怪盗ジョーカーEncore(たかはしひでやす) 100⽇後に死ぬ×(バッテン)ネズミ(きくちゆうき)
■2025年分の視聴・鑑賞した作品■ ・・4月 ・放送開始 機動戦士Gundam GQuuuuuuX ・配信作品 映画ドラえもん のび太の月面探査記 ・放送終了 悪役令嬢転生おじさん 戦隊レッド 異世界で冒険者になる ・・3月 ・放送終了 るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚- 京都動乱 ・・2月 ・映画 ウルトラマンアーク THE MOVIE 超次元大決戦!光と闇のアーク ・放送開始 ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー ・配信作品 劇場版シティーハンター 天使の涙 劇場版 うたの☆プリンスさまっ♪ マジLOVEスターリッシュツアーズ ・放送終了 爆上戦隊ブンブンジャー ・・1月 ・映画 機動戦士Gundam GQuuuuuuX-Beginning- ・放送開始 悪役令嬢転生おじさん 戦隊レッド 異世界で冒険者になる ウルトラマンニュージェネレーションスターズ ・放送終了 ウルトラマンアーク ・・去年からの引き続き るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚- 京都動乱 重甲ビーファイター ジャッカー電撃隊 ウルトラマンアーク 爆上戦隊ブンブンジャー
■恐怖! 旋風鬼の日本灼熱化作戦!!■
8月は初旬のとある日。
語雪町は猛暑に見舞われていた。
*エイと桜花のマンション・リビング
テレビ画面には真夏日だと語り、熱射病対策を訴える女性キャスターの姿。
額に濡れタオルを置かれた夜沼エイが、ソファで横に為ったままテレビを観ている。
「……大丈夫?」
「ん、、ごめんね。まさか、僕がこんな事になるとは……」
エイは夏風邪に掛かっていた。
氷枕を交換する桜花に隠れて、テレビは熱中病に対する警告へと移り変わった。
「何も無ければ良いんだけど……」
*語雪町内某所・とある一般家庭
台所で食器を片付けている女性。
そこに、遊びから帰って来た子供がジュースを取りに来る。
子供はリビングへ移動し、扇風機を動かす。
家の外、謎の影が電線を掴む。
突然、扇風機は熱風を出し、子供は熱さに倒れてしまう。
倒れた音に気付いた母親は、子供の姿に悲鳴を上げた。
*ダークショッカー基地・作戦室
ダークショッカー幹部・プロフェッサー坂東に実験結果を報告する旋風鬼。
彼は電線と自身を繋げる事で、扇風機から流れる風を熱風に変える事が出来る怪人だった。
満足げに報告を聞いたプロフェッサー坂東は、今度は地域単位での実験を指示する。
了解し、作戦室を後にする旋風鬼。
*語雪町某所市街地・電柱前
複数の戦斗員を引き連れ、電柱へ上った旋風鬼は早速実験を始めようとする。
そこへ接近する一台のバイク。
飛び降りた青年は空高く跳躍すると、旋風鬼に飛び蹴りを喰らわせて叩き落す。
落下した旋風鬼は激怒し、着地した青年へ戦斗員と共に襲い掛かる。
「オノレ! 何者かは知らんが、俺の邪魔をした事を後悔させてやる!!」
「……ははっ! 俺の名を知らないとは、、どうやら貴様も大した事は無いらしいな」
「何だと!?」
「俺の名は風見志郎! そして又の名を、、フン! 変身、、ブイスリャァァ!! トオッ!!」
青年――風見志郎――は仮面ライダーV3に変身し、旋風鬼と戦斗員に立ち向かう。
「V3! 貴様が仮面ライダーV3か!!」
「行くぞ! ダークショッカー!!」
「ギイイ!!」
戦斗員を難なく倒すV3は、旋風鬼との一騎打ちに移る。
乱戦後、頭部のプロペラで熱風を送る旋風鬼。
V3はプロペラを破壊しようと跳躍する。
「V3、、きりもみチョップ!!」
だが、突然旋風鬼側頭部の角型プロペラが動き、V3の腕を挟み込む。
「ぐあっ!?」
「ふ、、親の教わらなかったか? 扇風機の羽に触れては駄目だとな!!」
V3の腕を切断しようとする旋風鬼。
だが、その胸を光線が直撃し弾け飛ぶ。
その場に崩れたV3が振り向くと、ブレイカーカノンを携えたブレイカーZEROの姿が。
「ブレイカーZERO!!」
「済みません、、遅れました……」
一方、旋風鬼は起き上がるも身体から白煙を上げている。
偶然にも、ブレイカーカノンは旋風鬼の熱風発生装置を破壊していた。
「ええい! この勝負、預けるぞ!!」
退却する旋風鬼。
それを確認したV3とブレイカーZEROも変身を解くが、エイはその場に倒れてしまう。
「お、おい! エイ、、痛ッ!?」
慌てて助け起こそうとし、顔を顰める志郎。
彼の腕には、旋風鬼に挟まれた痕が残っていた。
*アイキャッチ。
*アイキャッチ後、病院内
病室の前で佇む志郎。
暫くして扉が開き、中からエイが出て来る。
「エイ、大丈夫か?」
「ええ、心配掛けました。解熱剤と抗生物質を貰いましたから、、風見さんは?」
「ははっ、こんなのは、怪我の内にも入らんさ」
腕をガーゼで押さえたエイに、志郎は腕を構えてみせる。
廊下を、玄関に向かい歩く2人。周りには、かなりの数の患者が治療を待っていた。
途中、Aパート登場の主婦がベッドの上に座る子供を抱き締めている姿が見える。
どうやら、子供は何とか一命を取り留めたらしい。
「……早く、アイツを倒さなくちゃいけませんね」
「ああ、そうだな」
2人は病院を後にした。
*ダークショッカー基地・作戦室
「馬鹿者! 熱風発生装置を破壊された挙句、オメオメと逃げ帰って来おって!!」
旋風鬼を怒鳴りつけるプロフェッサー坂東。
しかし、旋風鬼の為に新たな作戦を考えていた。
作戦室に入る科学班。その手には一つの扇風機。
「プロフェッサー、、これは?」
「ふふ、、電線を使えぬならば、扇風機その物を変えてしまえば良い!!」
*語雪町内・公園広場
「さあ、いらはい! いらはい! 扇風機の大特価だ!!」
親子連れが遊ぶ公園内へ突如、扇風機の販売が始まった。
始めは訝った大人達も、猛暑とあまりに低い値段と高性能さに、我先にと扇風機を買い求める。
客の相手をしながら、販売員は意味深に笑った。
*エイと桜花のマンション
一度、マンションに戻ったエイと志郎。
すると、テーブルの上に新しい扇風機が置かれていた。
桜花に訊ねると、広場で売られていたらしい。
その高性能さと値段を疑問に思い、買って来たのだそうだ。
エイと志郎は扇風機を分解、すると中に、ダークショッカーの紋章の刻まれた謎の機械が取り付けられていた。
「これは!」
「チッ、、扇風機自体に熱風発生装置を取り付けたか」
「……熱風発生装置?」
突然、起動し熱風を発生させる扇風機。
見れば、謎の機械のランプが点滅していた。
志郎が謎の機械を取り出すと熱風は止まったが、機械のランプは点滅したままだった。
「遠隔操作、、操っているのは旋風鬼!」
「しめた、この電波を辿ればヤツの居所が分かる!!」
マンションを後にする、エイと志郎。
残された桜花は、扇風機の残骸を気味悪そうに眺めていた。
*語雪町某所・広場
「ガハハ! 愚かな人間共め、扇風機に仕組まれた熱風で焼け死んでしまえ!!」
電波を発しながら、勝ち誇る旋風鬼と戦斗員。
そこに、二台のバイクが駆け付ける。
「ぬう、貴様等!!」
「旋風鬼!」
「これ以上の悪事は、俺達が許さん!!」
「ええい! かかれ戦斗員!!」
「ギイイ!!」
迫る戦斗員を蹴散らす、志郎とエイ。
やがて、後方へと跳躍して距離を得ると、その身を変える為の構えを取る。
「変身、、ブイスリャアアッ!!」
「チェンジ! ブレイカーZERO!!」
閃光の直後、立ち並ぶ二大戦士の雄姿。
「仮面ライダーV3!!」
「ブレイカーZERO!!」
「行くぞ! V3!! ブレイカーZERO!!」
旋風鬼と戦斗員に立ち向かう二人の戦士。
戦斗員を蹴散らし、旋風鬼との戦いに移る。
V3とZEROを相手に互角の戦いを繰り返す旋風鬼。
頭部のプロペラで熱風を発して2人を追い詰める。
「く、、やはりあの羽をどうにかしないと!」
「任せろ! トオオッ!!」
大空へ跳躍するV3。
フライングチョップを放つと読んだ旋風鬼は再び側面の羽を動かそうとする。
しかし、V3は羽の中心に拳を叩き込む。
「V3! スクリューパンチ!!」
「ギャアア!? お、俺のプロペラが!!」
根元を砕き、プロペラを破壊するV3。
悶絶する旋風鬼を、2人は一気に攻め立てる。
連続パンチにWキック。
旋風鬼がふらついた所で、揃って必殺技を放つ。
「V3、、反転キック!!」
「ブレイカーフェニッシュ!!」
爆発、四散する旋風鬼。
立ち昇る黒煙を、2人の戦士は黙って見送っていた。
*語雪町某所・道路脇
額にピタクールを張ったエイと、彼の隣に立つ桜花。
2人に別れを告げて、志郎はバイクを走らせる。
その様子を、2人は暫し見送るのだった。
*バイクを走らせる志郎と、歩くエイと桜花を交互に映しながら。
「日本の夏を狂わせるダークショッカー恐怖の策は、我等が仮面ライダーV3の力を借りたブレイカーZEROの手で砕かれた。しかし、奴等の魔の手は未だに消え去った訳ではない。負けるな、夜沼エイ。戦え、我等のブレイカーZERO!!」
■夢■
「……」
「ふふ、今日も良い天気だね」
「ん、、そうだね……」
「……」
「……人は、進化する存在だと、未来へと歩み続ける存在だと思ってる」
「……うん」
「だから今、僕のしている事はきっと良い事じゃない」
「でも、お兄ちゃんはそうしてる」
「ああ、少しだけ疲れてしまったから……」
「……」
「でも、どうやら、もう休み時間は終わりみたいだ」
「……行くんだね」
「ああ、そろそろ頃合かな」
「行って、どうするの?」
「戦うさ、自分の世界を守る為に」
「……今までみたいに?」
「それが、僕の望んだ事だから……」
「お父さんと、お母さんは?」
「……見守るよ、これからも。頼り無いだろうが」
「うん、分かってるよ」
「……そうか」
「でも、信じるよ。お兄ちゃんは、そう云う事には責任を持ってるから」
「……行って来る」
「行ってらっしゃい、、あ! 待って!!」
「ん?」
「最後に1つ、、良い?」
「どうした?」
「……ボクの分まで、、生きて」
「……ああ」
弟の声に押され、青年は再び目を覚ます。
例えそれが、己が罪への見苦しい言い訳が観せる幻だったとしても。
青年は、再び目を覚まし、立ち上がる。
*
疲れた時には、無理をせずに休みましょう。
壊れた時は、動こうとせずに眠りましょう。
弱り切った心が、再び色と力を取り戻します。
走り続けた頭に無い答えが、不意に浮かびます。
■希望■
「誕生日のお祝い?」
唐突な質問に暫し黙考した後、夜沼エイはきっぱりと答えた。
「いや、今まで一度も祝われた事はないよ?」
「……マジかよ」
エイの回答を聞き、質問者である石波光太郎は額に手を当てたまま、苦みの籠もった表情を浮かべる。
語雪県警の廊下を歩きながら、光太郎が適当に吐き出した『誕生日』という話題。それが偶然にも、エイの異質な過去を浮き彫りにする形となってしまった。
「そんなにおかしな事? その、、『誕生日』を祝わないのは」
大人に混じりKOGに立ち向かう十四歳の少年は、いかにも不思議そうな顔をして光太郎に聞き返す。口調こそ落ち着いているが、その態度は正しく子供だった。
「大抵の日本の子供は、誕生日を祝うモンだぞ? 家族でご馳走を食べたりプレゼントを買ったり……」
「……へえ、そういうモノなんだ」
光太郎の説明に、エイは困惑するように目を細める。自身の家族と『世間一般の家族』とのギャップに、今更ながら衝撃を受けているようだった。
その様子を黙って見ていた光太郎は、おもむろに口を開くとこう切り出した。
「なあエイ、家族と別れて暮らす気は無いのか?」
「……え?」
突然の申し出にキョトンとなるエイ。顔を上げると、真剣な眼になった光太郎と対峙する。
「……唐突だねえ、、どうして?」
「どうして? お前だってお前の家族の異常さは分かってるんだろ?」
「それは、まあ……」
「別のマンションやら、、最悪此処の空いている部屋を借りてもいい。とにかくお前を家族から引き離したい。……どうだ?」
光太郎の提案に、エイは腕を組んで再び黙考した後、ゆっくりと答えた。
「……石波」
「ん?」
「親が子を無条件で愛するように、子は親を無条件で慕うモノだと、、僕は思ってる」
「いや、それはそうかもしれんが」
「どんなに異常でも、、あれは僕の親なんだ」
「……そういう事か」
エイの言葉の真意を悟り、光太郎は感慨と苦みを含んだ笑みを洩らした。
エイは自身の家族の異常さを知っている。だがそれを『家族』として黙って受けとめようとしている。
「分かった。だが気が代わったらすぐ言えよな」
「ああ、分かってるよ」
笑顔で答えた後、エイは光太郎と別れて自宅へと向かった。
エイが『家族』を失う、僅か二時間前の出来事だった──。
現在の活動がブログ中心である事、またサイトの編集がやや面倒な事を理由に、サイトのコンテンツをブログ側と融合させる事にしました。
取り敢えずは、トリコロ系SSを一気に転載。
全てのコンテンツの移転が終了次第、サイトの方は閉鎖させて頂きます。
ともあれ、そろそろ連絡通路へ行きましょうか。
■相互リンクサイト■
・僕が書きたい二次創作小説置場
「風来坊」殿のサイトです。オリジナルライダー小説「仮面ライダー風雷」が熱い!
あとサイト名の通り、クロスオーバー要素を含む二次創作小説作品を書かれています。
・「MagicalToyBox」蘭舞'sほめぱげ・いんでっくす
*一部成人向けイラスト有り
「蘭舞(らんま)」さんと「桃兎(ももと) みいな」さんが管理人のイラストサイトです。ふにっとした可愛らしい絵が沢山ありますよー。みいなさんの小説「ドラゴンマウンテン」も好評連載中!!
・桃兎みいなカオスBlog『死都 アランカンクルス』
「みいな」さんが管理人の、会話式雑記ブログです。ドラゴンマウンテンの登場人物や闇さんの恋人の蒼ちゃんを相手に展開される、ハイテンションな会話は読んでて明るくなります♪
・空の色
*一部成人向けイラスト有り
まったりどーめーの主催者である「観空」さんが管理人の、私信系アイコン雑記&イラストサイトです。私の妻である観風も此処が実家ですね。
観空さんの描くイラストは、可愛くてエッチでとても素敵です。最近はルーミア率が高め?
・夢と呼ばれる裏世界
管理人室に入り浸ってくれていた客人「ヒトシ」さんが管理人の「私信・雑記・その他諸々」を扱うサイトです。サイト初心者との事ですが、直に私を追い越すであろう予感がヒシヒシとします。
・悪を断つ剣
「謎の食通」さん、並びに「あざみ」さんが管理人を勤める私信系雑記アイコンサイトです。実はサイトを開く前から入り浸ってたり♪ ハイテンションかつ熱い雑記が楽しめる場所です。
・にわとりRadio
「はぐれ」さんが管理人の、私信系アイコン雑記ブログです。ラジオ放送と銘打たれた私信では曜日毎のパーソナリティが決まっている程に登場人物が多く、魅力的なメンバー達の多種多様なやり取りが楽しめます。
・ゲーム電撃ミサイル2005 S.D
「漆黒の死神」さんが管理人の私信系アイコン雑記ブログです。死神さんは意志が強く、ゲームを始め様々な事に詳しい凄い人です。
また、レティさんや慧音さん達を筆頭に私信の内外で幻想郷のメンバーが登場しており、色々な形で係わって来ます。
■片道リンクサイト■
・ひがたま
*現在、縮小運営中
私が尊敬し憧れる御方「酸性温泉」殿が管理人のサイトです。ものすごくクオリティの高いトリコロ百合小説やオリジナルの百合小説を書かれています。
最近はボーカロイド系作品も書かれています。
・HARVEST MOON
まんがタイムきららMAXにて「落花流水」を、きららキャラットにて「インプロ!」を好評連載中の漫画家「真田一輝」先生が運営するサイトです。とっても綺麗で可愛い絵が置いてありますよー。
・[コゲモフ]★コゲちゃモゲちゅ ANOTHER SPACE
「うそねこ」さんが経営されるサイトです。オリジナルの娘さん方の面白くも心暖まる会話式ストーリー(日常)はおすすめです! 後、フリー素材の一部を使用させて頂いております。
・コゲちゃモゲちゅ
「うそねこ」さんが「電撃姫.com」内にて連載していた作品です。どこかほんわかしたした絵と、暖かくも生温いお話は必見です!
・Prize~ぷらいず~
私が螺旋好きになったきっかけの人、「南ハルカ」さんが管理人の種村有菜先生とスパイラルと種運命のサイトです。 オススメは綺麗な絵とラブラブ小説、そしてはっちゃけ感想! 最近はコスプレにもはまってるそうです。
・つくしの小道
*一部成人向けイラスト有り
「杉菜藤孝」さんが管理人のイラストサイトです。こちらも可愛い絵が沢山あります。個人的なお気に入りは「トリコロ誘惑絵シリーズ」で、にわちゃん絵の肌の質感が凄くシットリしている感じがして素敵でした。
・毒吐きネットマナーPlus
かつて存在した、管理人の内なる叫びを紹介したサイト「毒吐きネットマナー(2006年8月頃に閉鎖)」の内容に加えて、このサイトでは「管理人としてのマナー」が新しくPlusされています。ネットマナーにお困りの方、管理人として慢心したくない方は参考までにどうぞ。
・おこた(仮)
まんがタイムきららにて「あっちこっち」を絶賛連載中の漫画家「異識」先生と、その相方の「赤目」さんのサイトです。てれりこ分の補充はこちらでどうぞ♪
・鉄面党
まんがライフMOMOで「めがもの!」が絶賛連載中の「永井道紀」先生が所属している「スタジオ鉄拳」のウェブサイトです。ブログの方では活動報告の他、偶にオマケ萬画が掲載されてます。
■ゲーム関連リンク集■
・名前変更が出来るゲームまとめ(+α)
・乱戦!ポケモンスクランブル@wiki
・ポケットモンスターハートゴールド ソウルシルバー 攻略Wiki
・ポケットモンスターブラック・ホワイト攻略情報まとめwiki
・スーパーロボット大戦A PORTABLE / スパロボAP攻略Wiki
・SDガンダム Gジェネレーションワールド 攻略Wiki
・ドラゴンクエスト9攻略Wiki
・ダンボール戦機 攻略まとめwiki
見慣れた木目模様の天井が、常備灯の淡い光に照らされている。
布団の中からその光景を見ていた七瀬八重は、枕元に置かれた携帯電話へと手を伸ばしディスプレイを確認した。
深夜2時。
本来の起床時間には遥かに早い。
「……?」
不思議そうに、八重は首を傾げた。
何故、こんな時間に目が覚めたのだろう。
加えて、妙に意識がハッキリとしている。
「……ああ、そう言えば」
巻き戻される記憶の中、一つの思い当たり。
風呂上がり、就寝前での時間を居間で過ごした際にコーヒーを飲んだのだった。
潦景子が飲んでいる姿を見ての気紛れだったが、青野真紀子や由崎多汰美に半ば本気で「眠れなく為る」と心配された事が、少しショックだった。
確かに身体の成長は色々と足りていないかもしれないが、別に子供な訳では無い。
「……筈、なんですけどね」
八重は呟き、顔を顰める。
景子と一緒に布団へと潜った後、何時も通りに眠る事は出来た。
が、こんな早くに目が覚めていては駄目だろう。
友人達の忠告通り、就寝前のコーヒーは控えるべきかもしれない。
「そう言えば、にわちゃんは……」
八重が隣を見ると、景子は布団の中で可愛い寝息を立てている。
幸せそうな寝顔で、スヤスヤと。
八重と同様、コーヒーを飲んでいたにも関わらず、だ。
「……」
何とも言えぬ敗北感を覚え、思わず八重は目を逸らす。
視線の先はカーテンの閉められた窓。
ユラユラ、と。
隙間から、柔い光が差し込んでいた。
「七、瀬」
「ッ!!」
突然、名前を呼ばれ、八重は思わず身体を震わせた。
慌てて振り返るが、声を出して呼んだ筈の景子は、変わらぬ寝息を立てている。
「……寝言?」
「……」
だったのだろうか。
八重は小さく安堵の息を漏らしてから、、その頬を緩ませる。
今、景子の夢に自分が出演している。
それが、何となく嬉しかった。
「にわちゃん」
お返しとばかりに、小さな声で呼んでみた。
無論、景子は寝ているのだから、八重の声に応える筈が無い。
「にわちゃん」
それでも、八重は再び景子の名前を呼ぶ。
あわよくば、もう一度、自分の名を呼んで欲しくて。
今度は背後から聞くのでは無く、その姿を見たくて。
「にーわーちゃん」
「……ん」
三度目の正直か。
少し間延びした言い方の呼び声に、景子は小さく身動ぎした。
「んぅ、、八重」
「え……」
人懐っこい笑みを浮かべ、開かれた口から発せられたのは自分の名前。
しかし、それは彼女からは一度も発せられた事の無い単語。
予想外の言葉に一瞬、固まる八重だったが、、やがて苦笑いを浮かべつつ、再び布団へと潜り込んだ。心持ち、目覚めた時よりも景子との距離を縮めて。
「今度は私にも言って下さいね? ……景子」
耳元で囁いてから、八重は瞳を閉じた。
夢の中で自分よりも先に「名前」を言われた自分への嫉妬を隠す様に。
■早朝光景■
土曜日の朝。
半日行われる授業の為に暖かい布団の中から這い出て、冬の頼りない太陽を頼りとして寒気に素肌を晒したのも、、今となっては良い思い出だ。
二人分の体温で温まった布団。その中で微睡を楽しんでいたのは潦景子である。布団から顔だけを露出させる彼女の視線は、、隣で静かな寝息を立てている七瀬八重の元へ注がれていた。
その寝顔を例えるのなら、、やはり友人達が言った”天使”という言葉がしっくりとする。関西人の話では”堕天使”でもあるらしいが、、こんな愛らしい”堕天使”が相手なら、何処まで堕ちてしまっても構わないと思う。
(……良いなあ)
そんな呟きを抱くのは、、今があまりに幸せだからか。
彼女の友達である事。
彼女のご飯を食べられる事。
彼女の家に泊まれる事。
彼女の寝顔をを独り占め出来る事。
そして……。
(……七瀬の恋人である事)
景子はそぉっと、八重の頬に手を触れてみた。その肌はとても柔らかく、、そして冷たかった。
当然といえば当然だ。布団の中にある身体と違い、頭は昔必死に耐えた寒気の中にあるのだから。
最初は唯の悪戯心で頬に触れたのだが、この冷たさを知ってからでは、、再びその可愛い寝顔を外気に晒すのは躊躇われた。かといって、布団を被せると息苦しくなる。
暫し”手を退けるという選択肢の無い”黙考をした後、、景子はそのままの姿勢で瞳を閉じた。
……今、自分が起きている為に必要な熱が、彼女に与えられたら良いのに。
そんな事を思うのは、自分が微睡の中にいる為だろう。そう景子は結論付けた。
■同衾(どうきん)■
一つの夜具に一緒に寝ること。男女関係についていうことが多い。ともね。
……その意味を知るのがもう少し早かったならば、二人にとってその単語は笑い話の一つに変わるだけで済んだのだろう。
しかし、残念ながら今の二人は地面に咲く青空の前に、互いに胸の内を明かしてしまった後だった。
「……」
「……」
辞書を広げたまま硬直する二人。
それは揃って”恋人としての同衾”を始めて迎える初心さ故か。
別に、何かをする訳では無い。
だが、何かをする関係でも在る。
「……そろそろ、寝よう?」
暫しの沈黙後、生まれ始めた気不味い空気を打ち砕いたのは告白をした者だった。
何時もより、やや固い声ながらも、彼女は必至に”何時も”を纏い布団の中に潜った。
「……ええ、そうですね」
一人残された少女は呆然としていたが、やがて普段と変わらぬ笑みを浮かべ、彼女の隣へと潜り込む。
虚勢と勇気を振り絞り、一歩を踏み出す事が出来る人。
その人の手を愛で掴み、更に前へと進む事が出来る人。
例え恋人同士に為ったとしても、二人のやり取りは友人だった頃と変わらない。
九識 年明け さき 年明け メア三姉妹 1月13日 如月ついな 節分 暮森チアキ 2月04日 東北きりたん 2月13日 アリス 4月 タイム 4月03日 ファル 4月05日 凜花 4月15日 アイリ 4月28日 楠木理香 5月23日 楠木れたす 5月31日 水谷みう 6月 シュリ 6月10日 暮森ロゼ 7月06日 びーちゃん 8月 翠 8月03日 雪姫 9月10日 風花&翔矢 10月02日 昇&日菜 11月09日 まこ 12月23日