月刊少年マガジン2016年10月号分の、新仮面ライダーＳＰＩＲＩＴＳ感想。

新仮面ライダーSPIRITS第81話の感想です。
　ネタバレ注意。

前回の感想は此方。

　前回、カセットアームとの連携でJUDOに竜の攻撃を食らわせたライダーマン＝結城丈二。
　牙に身体を貫かれたまま、JUDOは結城丈二の過去を探る……。

　そんな訳で今回は、JUDOが除く結城の過去からスタート。

　京都大学で初めて顔を合わせた”組織の者”との会話。
　それは嘗て結城が学会で説き、理解されなかった「ユートピア原理」について。
　肉体の人工的な強化、仮に可能だとしても、それは余りに突飛な発想で……。

　過去を思い出し、顔を歪ませる結城に、組織の者は主の言葉を伝える。
　地球を救え。その為の支援は惜しまない。

　思う存分、人間を強きに導け。
　　
　結城丈二が、デストロンの一員と為った瞬間だった。
　だが、その時の結城は気付かない。
　彼の理論を認めた組織が目指す世界は、彼の理想と真逆なのだと。
　そして、主の言葉を伝えた男が内心では彼を蔑み、後に大きな悲劇を齎す事を。

　尚も回想は続く。

　組織の使いから出世したヨロイ元帥による陰謀と脱出。
　仲間を殺され、機械の右腕を宿し復讐の鬼を名乗った。
　V3との対立、そして共闘。
　V3キックから首領を庇ってしまい、それでも尚、デストロンとの戦いを誓った日。

　回想を終え、JUDOはライダーマンを煽る。
　お前の忠誠心を見せてみろ、と。
　ライダーマンは残った最後の竜を自身の腕と完全にシンクロさせ、勝負に出る。

　我がデストロンに栄光あれ。

　てな所で次回へ。

　そんな訳で結城さんの過去が明らかと為った訳だけど、、まあ、学会で認められないのも仕方が無い内容さねえ。
　無くしたモノを取り戻させるなら兎も角、普通の肉体を人工的に強化しようってんだもん。倫理的なアレコレで、とても許されないよ。（私個人の意見としては、是非とも受けてみたいけどね。虫歯の無い歯が欲しい～）

　で、そんな中で自分の意見を認められれば、、やっぱり、コロっと騙されちゃうんだろうな。いや、嘘は言ってないのか。人間を強くする、それが目的だもんな。
　それにしても、嘗て肉体改造で世界平和を齎そうとしていた男が、今では生身のイレギュラーな仮面ライダーとして全身改造の男と戦ってるってのも、何の因果か因縁か。
　
　ともあれ、無茶すんなよ結城さん。
　ちゃんと生きて帰って、ママと一緒に、タヒチで待ってる娘さんの所に顔出してやってくれー。