マガジンＺ２月号掲載の「仮面ライダーＳＰＩＲＩＴＳ」の感想。

　

　マガジンＺ２月号掲載の「仮面ライダーＳＰＩＲＩＴＳ」の感想です。



　対ブラックサタン戦、決着！

　

　

■掲載ページ■
　
Ｐ１６９～Ｐ２３２
　
■登場仮面ライダー■
　
仮面ライダーストロンガー＝城茂
仮面ライダーＶ３＝風見志郎（変身せず）
ライダーマン＝結城丈二（変身せず）
仮面ライダー１号＝本郷猛（変身後・映像のみ）
仮面ライダー２号＝一文字隼人（変身後・映像のみ）


■冒頭■

　さて、マガジンＺ連載分も今回を含め残り二回と為りました。

　まず最初は回想シーン。
　特撮版第二話でも出てた、城茂の改造手術風景ですね。スパークに関する発言はしてたかなあ？　沼田五郎については茂自身が言ってたけど。
　これ、コードを何本も身体に繋げて電流を流したり、体内に機械をセットするシーンで茂が苦悶の表情を浮かべていたりと、他の組織が行った改造手術よりもかなり”痛そう”だと感じたのを覚えてます。
　
　まあ、ショッカーでも受けたくない改造手術ってのは有りましたけどね。
　毒キノコのエキスに浸かったり、化石の血液と交換されたり……。

　それと、ブラックサタンは改造手術が”下手”だとも。茂のシーンに加えて、改造手術を失敗したって、、他の組織は再生手術だってしてたのに。（その頃は未だ、再生アポロガイストの件については知りませんでした）

　ともあれ、自己催眠で洗脳を逃れた茂は、捕らわれていた岬ユリ子と共に脱出。
　仮面ライダーストロンガー＆電波人間タックルの、戦いの日々が始まったのでした。
　

■７分隊、絶体絶命！！■

　本編がスタート。

　前回の続きからで、ピラミッドからの雷撃を受けたヘリは立花藤兵衛と風見志郎の乗るジープの直ぐ傍に墜落。これは怖い！

　遂にヘリまでが破壊され、撤退を余儀なくされる７分隊。
　志郎は、千切れたＳＰＩＲＩＴＳ隊員の腕を目撃。思わずピラミッドを睨み付けます。これ、志郎も辛いだろうなあ……。

　自分は何もしてない癖に得意顔のデッドライオン。
　自分は何もしてない癖に。（大事な事なので二度言いました）

　一方、前回でも嬉しそうにトランプ占いをしていたジェネラルシャドウ。
　やけに自信が有り気に見えたのですが、、トランプフェイドで一足先に帰ってしまいました。おーい！

　

■害虫駆除の専門家■

　本当に害虫だから困る。（ブラックサタン首領的な意味で）

　ともあれ、響くバイクのエンジン音。
　そう、カブトローに跨って城茂が復活です！
　胸は血だらけで内部メカの一部も露呈してるのが、ちと怖い。

　啖呵を切った茂に、奇械人軍団を向かわせるデッドライオン。
　茂は特撮版で御馴染み、手袋を口で外すと変身の体勢に入ります。
　
　この手袋の外し方はＳＰＩＲＩＴＳだと初かな？　コマンダー軍団との戦いでは敵の攻撃で破られてたしね。
　茂の歯が牙みたいに為ってたり手袋が揃って跳んでたりと、随分と格好良い仕草に描かれてますね。いや、特撮版の方も十分に格好良くて、子供の頃には真似しましたけど。

　毛糸の手袋でやっちゃって、口の中が大変な事に為ったのも良い思い出です。

■復活の雷鳴！■

　電撃の中にスパークとタックルの姿を浮かばせながら、、変身を果たす城茂＝仮面ライダーストロンガー！！　

　第三部で御馴染みの歌詞挿入、今回は「ぼくらの兄貴　城茂」でした。
　正直に言ってこの曲、私的には「風見志郎」のテーマなイメージが有るんですよねえ。最初に流れているのを聴いたのが、マシーン大元帥を追跡中の志郎のシーンだったのが大きいのかも。

　スカイライダーでの出演時にも流れてましたが、やっぱり違和感を覚えたからなあ……。
　
　さて、無事に変身を果たしたストロンガー。
　コマンダー戦では人間態でのダメージを変身後も引き摺ってましたが（あ、逆やね。変身時に受けた傷を、変身解除後も引き摺ってたんよね）今回はバッチリ無傷。胸元もバッチリ「Ｓ」です。
　
　襲い来る奇械人をカブトローで轢き倒しつつ、何時もの決め台詞を決めるストロンガー！　格好良いなあ！！
　戦闘員を一人ずつ倒しながらの名乗りは特撮版に有りましたが、バイクに乗りながらってのは萬画ならではですよね。
　惜しむらくは、出来れば完全バージョン（「聞け、悪人共」が入ってるバージョン）が良かったなあ。

■ライダーアクション！！■

　ストロンガーが戦う中、オヤッさんと志郎も奮闘！
　オヤッさんに頼んでピラミッドの方へシープを回り込ませると、グレネード弾（で良いんですかね？　少し不安）を準備する志郎。
　デッドライオン達も接近に気付いて稲妻で攻撃しますが、ジープは回避して更に接近！　変身は出来ませんが、志郎もオヤッさんもガッツリ戦ってます！　

　ストロンガーも奇械人軍団から抜けてピラミッドへ直進。雷撃をまともに受けてしまいますが、、次の瞬間には超加速！
　
　カブトローは落雷を受ける事で時速１０００キロ以上の速さを出す事が出来るのだ！！

　まさか、この設定が実際に描かれる時が来るとは思いませんでした。

　一方、志郎はストロンガーが落雷を受けた直後にグレネード弾を発射！　ストロンガーとのコンビネーションを狙ったのか、隙を突いて「後はストロンガーが何とかするだろう」なのかはイマイチ分かりません。

■ＳＴＲＯＮＧＥＲＲＲＲ！！■

　自分の周りが止まっているかの様な錯覚を覚える超加速の中、ピラミッドを駆け上るストロンガー。と、百目タイタンはグレネードに向かい攻撃しようとしていた！
　
　思わずカブトローから飛び出し、グレネード弾へと手を伸ばすストロンガー。

　脳裏に浮かぶのは、嘗ての戦い。
　友の声に応えられなかった戦い。

　けれど、、今度こそは……！！

　回想での、五郎の声に応えるストロンガーはグレネード弾をガッチリキャッチ！
　そのままの勢いで、驚愕する百目タイタンの眼にグレネード弾を叩き付けます！！（おお、他の小さい眼がイッてる）

　かくして、百目タイタンは死亡。体内マグマの大爆発に巻き込まれるも、ストロンガーは無事でした。（ピラミッドの３分の１程度が吹っ飛んでるよ……）

　尚も残った戦闘員とデッドライオン相手に戦いを挑むストロンガー。呆れる藤兵衛に、志郎は「茂のこだわり」を話します。
　
　天に召された女と、大地に眠った男の分まで、悪を倒す。

　……あー、、グレネード弾のシーンから泣きました。
　こう云う展開に弱いなあ。

■恐怖、デルザー軍団■

　さて、此処でバダンのアジト、サザンクロスへと場面が移動です。

　魔方陣を使い、満身創痍の姿で逃げ帰ったデッドライオン。ストロンガーへの悪態を吐いたりブラックサタン全滅に涙を流したりしつつ歩いていると、再生途中のデルザー三大幹部の姿を目撃してしまいます。

　一方、東京から通信を送る地獄大使は暗闇大使に対して抗議中。その場には結城と三影、アマテラスも居ます。
　地獄大使曰く、デルザーの力は強くＷライダーを追い詰めてはいるが、ショッカーの戦略をも潰してしまっているとの事。

　あー、、やっぱりＷライダーは苦戦してるのか。地味にショックと言うか、絶望感が凄いなあ……。

　暗闇大使は、近々デルザーを総率する者を送ると言いますが、、あの三人でしょうね。正直、マシーン大元帥以外は初期の連中より弱い気がしますが。（特に磁石団長）　

　そして、やっぱりデルザー軍団の指揮権を取れないジェネラルシャドウ。

■複製品■

　デッドライオンが慌てて逃げたり、マシーン大元帥が不敵に微笑んだ後。
　結城は秀を通して、三影とアマテラスを呼び出します。

　それはそうと、秀はまだ健在でした。
　ここまで人間のまま使われてるって事は、三影も少しは気に入ってるんかな。
　この少年がどんな結末を迎えるのかも、楽しみな所です。
　
　そんな秀のアマテラス講座。
　何でも今のアマテラスは「村雨しずかのクローン」を弄った物だったらしいです。
　クローンって事は、、村雨しずかの遺体では無い？　完全に別物か。
　
　にしても、アマテラスがエロイです。
　アマテラスを弄る、凄くエロイです。
　

■思惑■

　子供扱いされて激怒中の秀に、開発設備のある場所と伊藤博士の居場所について訊ねる結城。

　開発設備、、新カセットアームの開発とかでしょうか。私的には、出来れば改造手術は止めて欲しい所です。
　ＳＰＩＲＩＴＳ版のライダーマンには、あくまで生身で戦って欲しいですね。

　……アンリさんも悲しむだろうし。
　
　結城の願いをにべもなく断る秀。
　と、ならば代わりに私がと応える声。
　三影、そして結城が見つめた天井には……！
　
　さあ、バダン初期メンバーのニードルが登場です。
　この男は、本当に何を企んでいるのか……。


＊

　ストロンガー編が終了し、ニードル再登場で終わった今回。
　ストロンガーもＸと同じ、戦闘終了後も戦線続行組ですかね。安全面的に胸の辺りは再検査して欲しいけど、、神をも拒む手術の後だもんなあ。