ひだまりスケッチノベルひだまりＳｃｈｏｏｌ Ｌｉｆｅの感想！

　

　
　ＫＲ文庫は「ひだまりスケッチノベルひだまりＳｃｈｏｏｌ Ｌｉｆｅ（著者：日暮茶坊　原作／イラスト：蒼樹うめ）」の感想です。ネタバレを多々含みますので、お読みの際にはご注意を。
　
　

　
　形式は前回と同じで、短編が四本の序章終章の合計六本です。
　　
■序章：ころもがえ■
　
　冬の制服への衣替えを前に浮かれる、ゆのさんの御話です。ゆのさんを初めとしたひだまり荘お馴染みの四人が登場します。大きなゆのさん、、想像出来ません（苦笑）。
　
　
■第１章：落ち葉の使い方■
　
　学校の掃除で集まった、落ち葉の美味しい使用法とは？　ゆのさんを初めとした何時もの四人組に加えて、吉野屋先生と校長先生が登場します。校長先生、、良い人です（笑）。
　
　
■第２章：図書室の四人■
　
　中間テストを前にしたゆのさん達へ教える、ヒロさん達の必勝法とは？　ゆのさんを初めとした何時もの四人組に加えて、吉野屋先生も登場します。こうして歴史は続いて行くんですねえ……（しみじみ）。
　
　
■第３章：放課後の怪■
　
　夜な夜な校舎を徘徊する、白い幽霊の正体とは！？　ゆのさんと宮子さんに校長先生、そして幽霊の正体さんが登場します（笑）。恐怖に陥っても友達を見捨てなかったゆのさん、私より勇気があります。
　
　
■第４章：あしたの先生■
　
　やまぶき高校に訪れた、教育実習生の憧れる先生とは？　ゆのさんを初めとした何時もの四人組に加えて、吉野屋先生に校長先生と、そして今回のオリジナルキャラ「前島先生」が登場します。先生を前にした、宮子さんの台詞がお気に入りです（微笑）。
　
　
■終章：夢のつづき■
　
　第４章から一ヶ月後の御話です。ゆのさんに宮子さんと吉野屋先生、そして前島先生が手紙の形で登場します。秘密の場所、ゆのさんと吉野屋先生は知ってます（笑）。
　
　
■感想■
　
　さてさて、偶には真面目に語りましょうか。
　
　私が感じる小説版ひだまりスケッチの魅力、それは原作の空気を纏いながらも原作以上に魅力的に為った教師達なのではないかと思います。
　原作ではコスプレや大胆な発言等の羽目外しが多い吉野屋先生ですが、小説版では「美術の先輩、優しい女教師、頼れるお姉さん」等といった普段隠れがちな吉野屋先生の姿が強調されてる様に思えるのです。
　
　いや、何時も通りに羽目も外してますが（笑）。
　
　校長先生も、今回の小説では頼もしい「男性教師・生徒想いのベテラン教師」としての姿が目立ちましたね。
　姿が姿だけに普段はネタキャラに為る事も多いですが、、本作でも宮子さんがその手の発言をしてましたが、やはり締める所は締めてくれます。
　
　そしてゲストキャラで在る教育実習生「前島先生」の、生徒と教師の狭間に立つ人としての姿も良かったです。イラストが無かったのはショックでしたが（後書きにも無いとは、、吉野屋先生のセクシーショットは嬉しかったけど）。
　
　それと今回はあまり出番が無いけど、ヒロさんと沙英さんの仲良しっぷりも強調されてて良かったです。流石は作者公認カップル、仲の良さはゆのさんの折り紙付き（悦）。
　
　……真面目語りだと、あまり話が続かないな。てか、前島先生辺りから真面目では無くなってる様な気も（苦笑）。
　
　まあ、要するに楽しめて読めたって事です！　原作版ひだまりスケッチを読んでる方ならきっと気に入る筈ですので、是非とも読んでみて下さい！！