レッツゴー！ ライダーキックを語る。

　ＭＩＸＩで書いた日記を今更ながらに転載。
　
　さて、最近は淡白で短い日記ばかりだから偶には馬鹿らしく長い日記でも書いてみようか！　取り敢えず「レッツゴー！　ライダーキック（作詞：石ノ森章太郎）」の歌詞について語ります。
　
　

　
＞迫るショッカー　地獄の軍団　我等を狙う黒い影

　さて、歌の始まりに登場したのは我等を守ってくれるヒーローではなく、我等を恐怖に陥れる地獄の軍団です。

　うん、この部分だけで「ショッカー」とはどんな組織なのかが安に分かりますね。


地獄の軍団
　人間とは違う異形の姿を持った集団。

我等を狙う黒い影
　普段は姿を見せないが必ず存在し、常に人々を狙い続けている。

　
　何という事でしょう！　我々人類は、悪魔の如く異形の姿をした怪人達に、常に狙われていると言うではありませんか！　これ以上の恐怖はありません！！
　しかし心配は要りません。この異形と戦う一人のライダーが、我等を守る為にやってきたのです！


＞世界の平和を守る為　ゴーゴーレッツゴー　輝くマシン

　世界、、何と大きな存在でしょう。我々や我が町、我が友を狙って来た軍団に対峙するのは、世界の平和を守ると誓った男！　世界征服とか言いながら日本に留まってた一つ目骸骨呪十面虫岩石首領とは器が違います（苦笑）。

　この時点では、ライダーはまだその名を名乗りません。唯唯、輝くマシンに乗ってショッカーに狙われた我々の元に駆け付けるのです！
　異形の怪人達の前に立ち塞がる、真紅のマフラーを靡かせた、緑の仮面を纏ったバイク乗り。さあ、いよいよ戦いが始まりますよ！！


＞ライダー（ジャンプ！）　ライダー（キック！）

　此処でも何も語らない！　名乗りも決め台詞も言わず、淡々と地獄の軍団を打ち破っていくライダー。その力強い姿に、思わず我々も「ジャンプ！」「キック！」と叫んでしまいます（笑）。

　出された技がジャンプとキックと云うのが良いですよね。この二つは仮面ライダーがバッタの改造人間である事を生かした技です。

　そして、、戦いが終わると、ライダーは何も言わずに去って行きます。我々がお礼の言葉を掛けるよりも早く……。
　残された我々は、その名前すら名乗ってはくれなかったライダーへの敬意を込めて、一つの名前を贈るのです。それが！


＞仮面ライダー　仮面ライダー　ライダー　ライダー

　恐らく、言いだしっぺは子供でしょう。子供が何気なく言った「仮面ライダー」の言葉を、大人達は呆然と何度も繰り返すのです。
　そして子供は、ライダーが去っていた道を見つめ、大きく手を振ってその名を呼びます。

　ライダー、ライダー、ありがとう……。

　そんな思いを受けてライダー、、仮面ライダーは、今日も、ショッカーとの戦いを続けるのです。


　……ああ、長く語った。しかも、歌詞語りと言って妄想を垂れ流した様な気もする（苦笑）、だけど、この歌はシンプルなのにカッコ良くて本当に好きです。

　さて、次回は「ロンリー仮面ライダー」の一番二番の違いについてでも語りましょう。……気が向いたら。