月刊少年マガジン2017年5月号分の、新仮面ライダーＳＰＩＲＩＴＳ感想。

　新仮面ライダーSPIRITS第88話の感想です。
　ネタバレ注意。

前回の感想は此方。

　降臨、大首領……！！

　V3とライダーマンの反撃が始まった、正にその頃。

　気絶していたがんがんじい(フレイヤさんの言葉じゃないけど、この人の大らかさってかメンタル面の強さは滝さんと同レベルさねえ)と前輪を氷に呑まれたヘルダイバー(水に突っ込んだ瞬間に凍結？　きっとマヌケな光景だったに違いない。←コラ！)を残して、ZXは氷の壁を下っていた。
　
　地獄の底へと続く様な、深い谷。　
　その最中に見付けたのは、下半身を氷に埋めたアマテラス。
　そして……。

　氷の中に眠る、村雨良。

　ちなみに全裸。　←そこは強調しなくて良いです。　←えー？　←えーじゃないですから！

　目の前に現れた自分に混乱するZXの身体を、突如としてアマテラス(嘗ての意識が蘇り中)の抜手が貫いた！
　村雨しずかの姿から、仮面の異形へと変身するアマテラス。
　アマテラスはZXを落下させると、更に村雨良＝JUDOを閉じ込める氷壁を破壊する。　　

　氷谷の底、サザングロス付近まで落下し、変身を解く村雨。
　彼を出迎えたのは、ニードル率いるバダンの改造人間だった。
　だが、奴等の狙いは村雨では無い。

　直後、村雨の背後に舞い降りるJUDO！！
　アマテラスも氷壁をガリガリしながら降りて来た！！(首の角度が、ちと怖い)

　全裸状態から体表を変化させ、村雨の服装を真似てみせるJUDO。
　更に村雨と同時にノリノリで変身ポーズを披露するが、変身を果たしたのはZXだけだった。

　ニードルはJUDOを機械の腕と呼び、ZXはJUDOの肉体をスキャンする。
　すると人間と変わらぬ骨格の中央に、小さなキューブの姿が。

　変わらぬまま、それでも構わず、戦いを仕掛けてくるJUDO。(阻止しようとしたバダン怪人達はアマテラスが足止め)
　躊躇するZXの肩に指先が届く、それだけで装甲が砕け、激しく氷上に叩き付けられる。

　ZXにライダーマンからの通信が届く。　
　目の前に現れたJUDOの正体は、ライダーマンが使用したドラゴンアームに一条博士が残したメモリーキューブを仕込み、ソレを核に誕生した村雨良のホムンクルスだった。
　
　つまり、JUDOが自前で行ったZX計画って訳か。
　……人類を救う為に開発された技術が、思いが(ホムンクルスの材料と為った国連空軍の犠牲も含めて)、そのまま悪魔の手段として使われる。
　ショッカーから連なる悪の組織、ソレを束ねる大首領に相応しい行動だねえ。畜生。

(余談だけど、今回の解説でどうしてZXにメモリーキューブが不要に為ったのかも正式に判明。牢獄内での戦いで破壊を再生を繰り返した結果、村雨良の魂はZXのボディーとの融合を果たしたのだった。メモリーキューブが不要な程に)

　久々の現世に悦び、更なる戦いを迫るJUDO。
　一方、ライダーマン＝結城丈二の無事を確認し安堵したZXも、全力で迎え討つ！！

　といった所で今回は終了。
　遂に現世へと現れてしまった大首領。生身でZXを圧倒する辺り、流石は大ボスさねえ。
　ちなみに個人的なベストショットは、変身ポーズを真似た時の愉しんでんだか小馬鹿にしてんだか良く分からない笑みだったり。