一対多数！ 一対三！！ その１

　

「うおおお！　ソウル・ランチャー！！」



『ギ、リリリリリィ……！！』


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　集団相手の戦闘で威力を発揮するヒトシの乱射型必殺技「ソウル・ランチャー」で吹き飛ぶ、複数の異形達。だが、その数は一向に減る気配が無い。

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『ギルギルギルギル……！！』



「クッ、倒した先からまた湧き出て来る！　これではキリが無い！！」



『ギルギルギルギル……！！』



「それに奴等、さっきから俺ばかり……！！」



『ギルギルギルギル……！！』



「……そうか、、みいなさんの連携を断った上で、弱ってる俺から叩き潰そうって魂胆だな！」



『ギルギルギルギル……！！』


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　正解だと言わんばかりに、ヒトシを再び囲み込む異形の集団。ヒトシは彼等を一瞥すると、ベルトに収納された”ライドル”を引き抜いた。

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「だが、、そう簡単に負けたりはしないぜ！　ライドルロープ！！」


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　ライドルロープにソウル・エナジーを流し込み、迫り来る異形へ向けて振り放つヒトシ。ライドルを離れて突き進む光の鞭はソウル・ランチャーにこそ劣るものの、一度に複数の異形を薙ぎ払っていく。

　爆散、再び散る異形達。

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『ギルギルギリリリリィ……！！』



「ハァ、ハァ、ハァ……グオオッ！？」


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　度重なる戦闘で、思わず息を荒げるヒトシ。その隙を突いて、何かがヒトシの首へと巻き付いて来た。

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「く、、これは……！？」



『ケキョ、ケキョ、ケキョ……』



『誰だッ！？』


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　ヒトシの声に応え、襲って来た人物が姿を晒した。

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「貴様、、イモリゲス！？」



『ケキョキョキョキョ！　まさか、この世界にも”仮面ライダー”が居るとはな！！』


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　イモリゲス。嘗てショッカーにより作り出され、地下秘密飛行場建設の為に奴隷を集めていた怪人である。武器は何処までも伸び、高熱を発する舌。移動の際には身体を液化させる事も可能。

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「グゥ、、何故、ショッカーの怪人が……！！」



『俺はもう、ショッカーの所属ではない！　光丸にお手を貸している”あの御方”の手で蘇ったのだ！！』



「”あの御方”だと？　それは一体、、グオオ！？」


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　熱と締め付けが上がるイモリゲスの舌。首部の装甲が軋み、溶ける様な異音を発し始めた。仮面越しに、苦しげなヒトシの叫びが響く……！！

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『貴様に応えるつもりはない！　死ね、仮面ライダー！！』



「グ、、ウオオオオッ！！」