トリコロ、仮面ライダー、その他四コマ萬画やら普通の萬画やらを読んだり語ったり、対話式私信を送ったりする場所です。
作成日2006年4月3日、移転日は2009年5月13日。
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散財の記憶
■2026年分の散財の記憶■ ・1月 電子版 るろうに剣心―明治剣客浪漫譚・北海道編―9((漫画:和月伸宏 ストーリー協力:黒崎薫)) 電子版 るろうに剣心―明治剣客浪漫譚・北海道編―10((漫画:和月伸宏 ストーリー協力:黒崎薫))
視聴・鑑賞した作品
■2026年分の視聴・鑑賞した作品■ ・・1月 ・配信作品 ウルトラマンシリーズ60周年記念PV「アビリティムービー(ウルトラマン②)」 機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ ・・去年からの引き継ぎ ビーファイターカブト バトルフィーバーJ ウルトラマンオメガ
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■とある日の夜■
見慣れた木目模様の天井が、常備灯の淡い光に照らされている。
布団の中からその光景を見ていた七瀬八重は、枕元に置かれた携帯電話へと手を伸ばしディスプレイを確認した。
深夜2時。
本来の起床時間には遥かに早い。
「……?」
不思議そうに、八重は首を傾げた。
何故、こんな時間に目が覚めたのだろう。
加えて、妙に意識がハッキリとしている。
「……ああ、そう言えば」
巻き戻される記憶の中、一つの思い当たり。
風呂上がり、就寝前での時間を居間で過ごした際にコーヒーを飲んだのだった。
潦景子が飲んでいる姿を見ての気紛れだったが、青野真紀子や由崎多汰美に半ば本気で「眠れなく為る」と心配された事が、少しショックだった。
確かに身体の成長は色々と足りていないかもしれないが、別に子供な訳では無い。
「……筈、なんですけどね」
八重は呟き、顔を顰める。
景子と一緒に布団へと潜った後、何時も通りに眠る事は出来た。
が、こんな早くに目が覚めていては駄目だろう。
友人達の忠告通り、就寝前のコーヒーは控えるべきかもしれない。
「そう言えば、にわちゃんは……」
八重が隣を見ると、景子は布団の中で可愛い寝息を立てている。
幸せそうな寝顔で、スヤスヤと。
八重と同様、コーヒーを飲んでいたにも関わらず、だ。
「……」
何とも言えぬ敗北感を覚え、思わず八重は目を逸らす。
視線の先はカーテンの閉められた窓。
ユラユラ、と。
隙間から、柔い光が差し込んでいた。
「七、瀬」
「ッ!!」
突然、名前を呼ばれ、八重は思わず身体を震わせた。
慌てて振り返るが、声を出して呼んだ筈の景子は、変わらぬ寝息を立てている。
「……寝言?」
「……」
だったのだろうか。
八重は小さく安堵の息を漏らしてから、、その頬を緩ませる。
今、景子の夢に自分が出演している。
それが、何となく嬉しかった。
「にわちゃん」
お返しとばかりに、小さな声で呼んでみた。
無論、景子は寝ているのだから、八重の声に応える筈が無い。
「にわちゃん」
それでも、八重は再び景子の名前を呼ぶ。
あわよくば、もう一度、自分の名を呼んで欲しくて。
今度は背後から聞くのでは無く、その姿を見たくて。
「にーわーちゃん」
「……ん」
三度目の正直か。
少し間延びした言い方の呼び声に、景子は小さく身動ぎした。
「んぅ、、八重」
「え……」
人懐っこい笑みを浮かべ、開かれた口から発せられたのは自分の名前。
しかし、それは彼女からは一度も発せられた事の無い単語。
予想外の言葉に一瞬、固まる八重だったが、、やがて苦笑いを浮かべつつ、再び布団へと潜り込んだ。心持ち、目覚めた時よりも景子との距離を縮めて。
「今度は私にも言って下さいね? ……景子」
耳元で囁いてから、八重は瞳を閉じた。
夢の中で自分よりも先に「名前」を言われた自分への嫉妬を隠す様に。
見慣れた木目模様の天井が、常備灯の淡い光に照らされている。
布団の中からその光景を見ていた七瀬八重は、枕元に置かれた携帯電話へと手を伸ばしディスプレイを確認した。
深夜2時。
本来の起床時間には遥かに早い。
「……?」
不思議そうに、八重は首を傾げた。
何故、こんな時間に目が覚めたのだろう。
加えて、妙に意識がハッキリとしている。
「……ああ、そう言えば」
巻き戻される記憶の中、一つの思い当たり。
風呂上がり、就寝前での時間を居間で過ごした際にコーヒーを飲んだのだった。
潦景子が飲んでいる姿を見ての気紛れだったが、青野真紀子や由崎多汰美に半ば本気で「眠れなく為る」と心配された事が、少しショックだった。
確かに身体の成長は色々と足りていないかもしれないが、別に子供な訳では無い。
「……筈、なんですけどね」
八重は呟き、顔を顰める。
景子と一緒に布団へと潜った後、何時も通りに眠る事は出来た。
が、こんな早くに目が覚めていては駄目だろう。
友人達の忠告通り、就寝前のコーヒーは控えるべきかもしれない。
「そう言えば、にわちゃんは……」
八重が隣を見ると、景子は布団の中で可愛い寝息を立てている。
幸せそうな寝顔で、スヤスヤと。
八重と同様、コーヒーを飲んでいたにも関わらず、だ。
「……」
何とも言えぬ敗北感を覚え、思わず八重は目を逸らす。
視線の先はカーテンの閉められた窓。
ユラユラ、と。
隙間から、柔い光が差し込んでいた。
「七、瀬」
「ッ!!」
突然、名前を呼ばれ、八重は思わず身体を震わせた。
慌てて振り返るが、声を出して呼んだ筈の景子は、変わらぬ寝息を立てている。
「……寝言?」
「……」
だったのだろうか。
八重は小さく安堵の息を漏らしてから、、その頬を緩ませる。
今、景子の夢に自分が出演している。
それが、何となく嬉しかった。
「にわちゃん」
お返しとばかりに、小さな声で呼んでみた。
無論、景子は寝ているのだから、八重の声に応える筈が無い。
「にわちゃん」
それでも、八重は再び景子の名前を呼ぶ。
あわよくば、もう一度、自分の名を呼んで欲しくて。
今度は背後から聞くのでは無く、その姿を見たくて。
「にーわーちゃん」
「……ん」
三度目の正直か。
少し間延びした言い方の呼び声に、景子は小さく身動ぎした。
「んぅ、、八重」
「え……」
人懐っこい笑みを浮かべ、開かれた口から発せられたのは自分の名前。
しかし、それは彼女からは一度も発せられた事の無い単語。
予想外の言葉に一瞬、固まる八重だったが、、やがて苦笑いを浮かべつつ、再び布団へと潜り込んだ。心持ち、目覚めた時よりも景子との距離を縮めて。
「今度は私にも言って下さいね? ……景子」
耳元で囁いてから、八重は瞳を閉じた。
夢の中で自分よりも先に「名前」を言われた自分への嫉妬を隠す様に。
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