週刊少年チャンピオン４６号の感想

ネタバレ注意

前回の感想は此方。


・黒虎(鈴木快)

　可愛いなあ、チビ虎達。（扉絵）

　さて置き、今回は猪頭家の黒船狩りに同行した虎鉄。
　鹿島さん（家来の一人）が「徳川十二支神将でも”江戸の三剣”と呼ばれた猪頭家、黒縞家の共同戦線」に燃えてるけど、、その気持ちは凄く分かる！　何時の世でも英雄の共闘ってのは良いモンさね。
　
　で、街に着くなり虎鉄が乗り遅れる程の勢いで黒船連中を叩きのめす猪頭家。
　これは楽勝かと思えば、、佐之助が汗だくに為る程の緊急事態！　やっぱり来たよプルート＆マルス！！
　母親の仇を前に激昂する虎鉄。果たして、リベンジ為るか！？

・刃牙道(板垣恵介)

　バキ、武蔵に思いを馳せる。（当の本人は、警官相手に無双中、、おまわりさん、お疲れ様です）
　武蔵の「予知能力」って、そのままだと何となく胡散臭く感じるけど、、経験から来る勝負勘と考えればシックリ来るかな。

・弱虫ペダル(渡辺航)

　さて、今回は手嶋VS真波サイド。
　キツイ坂道を先導してみせる手嶋だったが、真波は即座に並び、カーブで風向きが変わった途端、一気に前へ！　恐るべき、天才。
　が、杉元の語る手嶋は「当たり前の事を一つ一つ実戦してる人」で努力の男。かなりの無理をしながらも、必死に追い縋る！！　いやあ、熱いねえ。
　
・囚人リク(瀬口忍)

　飛び降りた椿のファインプレーで、手榴弾と脱出の術を得た脱獄エイト！　その想いを無駄にするなとばかり、一気に屋上へと走る！（この時、内海が盾にされた部下の遠山を撃てないシーンが何気に好き。あくまで囚人相手だからであって、非情な人間じゃないんだよな）
　で、リク達を狙う内海を抑える為に、銃で対峙する椿。急げよ、リク達も待ってるんだからな……。　

・実は私は(増田英二)

　先ず先に。
　前回の話を読み返してみたら、獅穂さんは噂の上書きで現状の噂を断とうとしてたんね。確かにあの面子だと、彼女が恋人相手を担当するのが一番、、か？

　さて置き、そんな前回の騒動ですっかり落ち込んでしまった朝陽君。何とか励まそうとする一同だったが、、うん、本当に嶋は仕方が無いな。（そして紅本先生は、、ドンマイ）
　最終的に、全てを察していた岡から背中を押されて再び告白に挑む朝陽君。頼もしい友人が居て良かったねえ。だけど本当に嶋は以下略。いや、女癖以外は悪い奴でもないんだろうけどね。

・思春鬼のふたり(反転邪朗)

　白雪さんは女子寮に居らず、、彼女を探し、様々な場所を走り回る辻君。（飯田さん、大丈夫じゃないんです。これでも未だ安静が必要な人なんです）
　それまで追い続けてくれた白雪さんに思いを募らせつつ、最後に辿り着いたのは中学校。彼女が思い出の第二ボタンを埋めようとしてた所で、無事に再会！
　そのまま一気に告白、イチャイチャと花火をしつつファーストキスも無事に済ませるのでした。

　……正直、途中で臥美ちゃんに襲われるんじゃないと冷や冷やしたよ。
　臥美ちゃん、あの後どう為ったんだろう。
　　
・出っ歯の女の子(鈴木優太)

　連続読み切り第三弾！
　今回は夜の学校を舞台にした、幽霊の女の子と霊感少年「アオイ」君の物語。
　取り敢えず、浮いた人体模型はガチで怖い。私だったら気絶する。
　
　さて置き、全体的にクールってか落ち着いてたアオイ君が、女の子が自分の正体を自覚して成仏しようとしてからの取り乱しようが微笑ましかった。
　そうだよな、謝りたかったんだよな。でも怖かったんだよな。それでも、ちゃんと言えて、思い出して貰えて、良かったな。

　いっそ成仏しないで、そのまま学校に居ても良かった様な気もするけどね。力を得たとしても、ソレと向き合える心さえあれば、、なんて考えるのは、ちょっと野暮か。

・ジョギリ屋ジョーがやって来る(フクイタクミ)

　電子書籍化を記念した読み切り作品。
　インターネット小説サイトでの順位や文芸部でのイザゴザに荒れる少年「オサム」君が、都市伝説「ジョギリ屋ジョー」に願った事は……。
　幸いなのは、ジョーが断ったのが「他者との繋がり」で、その条件が「オサムが”否定”と感じる」だった事。特に叶子ちゃんの場合、その言葉は確実にオサム君の事を想って発せられている筈だから、その事に気付けさえすれば、、難しいだろうけど……。

　さて置き、この作品を読んで最も強く感じた事。
　お鞠が可愛らしい。（最後にソレかい）