週刊少年チャンピオン４４号の感想

ネタバレ注意

前回の感想は此方。

・黒虎(鈴木快)

　良し、猪頭家当主は健在！
　そんな訳で、猪頭家を訪れた虎鉄達。出迎えたのは家臣達と、桁外れな巨体の持ち主な「猪頭進兵衛」だった。
　虎鉄が助力を乞うまでもなく、既に黒船狩りを行っていた進兵衛。この時の、虎鉄の興奮顔が正に少年って感じで良いね。
　まあ考えてみれば、、自身の母親は敗れ、犬守家は戦力差を前に隠れざるを得ず、猿飛は御覧の有様（おい）。猪頭家で漸く、虎鉄の憧れていた徳川十二支神将の姿を見られた訳だし、興奮するのも当然か。

　で、猪頭家は”覇道流（剣に縛られず己が最も力を出せる武を目指す）”の稽古風景を挟みつつ、祈ちゃんの方も虎鉄と似た様な境遇だった事が判明。結束も新たに稽古を、、って、その武器は実戦だけにした方が！？（虎鉄、どんまい）

　一方、佐之助と進兵衛は何やら険悪モード。黒船に身を置いていた佐之助、果たして何を語るのか。
　
・刃牙道(板垣恵介)

　バキ、袈裟懸けに散る。
　そしてドジッ子武蔵は外へ！　どんな騒動を起こすのやら。　

・弱虫ペダル(渡辺航)

　さあ、漸く始まった小野田の追走劇！
　山際さんを始めとした周りの紳士的な対応もあり（ここが割と好きなシーン）、グングン進むも、、最後の最後で京都伏見が立ち塞がる！！
　勝つ為なら何でもする男、御堂筋。果たして小野田はどう破る！？

・囚人リク(瀬口忍)

　失意の脱獄ナイン。
　更には銃を構えた内海と部下が迫り、、本当に、万事休す。
　周龍は肩を打たれ、リクも、他の面々も失意に沈んでしまう。
　打開する策があるとすれば、監視カメラが無い事辺りだけど……。　

・実は私は(増田英二)

　まじかる☆あかりん♡（おい）
　……駄目だ、痛々しくて見てらんねえよ！
　
・思春鬼のふたり(反転邪朗)

　さあさあ、遂に訪れた辻君と荊の直接対決！　個人的に荊の態度はかなり気に入らないので、ボコボコにして欲しい所だったんだけど……。
　親の敵を討つ為に、とことん冷静に、冷酷に、投げられた彫刻刀さえ避けずに荊を追い詰めた辻。（格好良いけど怖い）
　そこに駆け付けた臥美ちゃんと白雪さん。茨を助ける為、咄嗟に白雪さんを人質にしちゃう臥美ちゃん、男前。（彼女にしてみれば、茨は自分を救ってくれたヒーローだからね）

　そして、白雪さんの説得で普段の姿を取り戻す辻君。
　しかし、その隙を突いて荊の兇刃が！？　小鹿さん、早く来てくれー！！

・ファッキン・ヒットマンベイビー(鈴木優太)

　3号連続読み切り第一弾。
　ターゲットの目の前で殺され、ターゲットの赤ん坊に転生してしまった殺し屋のお話。
　うーん、面白かったんだけど、結局ターゲットは何の職業だったのかが凄く気に為る。特に背景が語られてないから、唯の子煩悩なオッチャンなんだよなあ。