仮面ライダー第０４話「Ｍに手を出すな / ジョーカーで勝負」の感想。

　

　仮面ライダー第０４話「Ｍに手を出すな / ジョーカーで勝負」の感想です。



　ネタバレを多々含むから、読む時には注意してくれよな？
　
　

　
冒頭、フィリップ不調の隙を突かれ、マネードーパントに破れたＷ＝左翔太郎。戦闘中に流れ込んだヴィジョンから、彼は相棒の「家族」に原因が有る事を知った。

　鳴海探偵事務所の地下室に、目を覚ましたフィリップの狂乱した叫びが響く。

　一方、無事ミリオンコロッセオに潜入を果たした鳴海亜樹子は泉優子を説得するが、彼女は耳を貸そうとしない。

　そこに現れたミリオンコロッセオのオーナー・加賀。彼は客前で、自身との一騎打ちを行う挑戦者の名を高らかに宣言した。

　その名は、、泉優子。
　
　

　この部分、始めにビデオで観た時は見逃してたんだよなあ。
　
　
地球の本棚内で、フィリップは「自分の家族」について書かれた本を必死に探していた。しかし、漸く見つかった本の中身は破れており閲覧が出来ない。

　地球上のあらゆる事の知識を得る事の出来る彼だが、唯一「自分の家族」に関する情報だけは知る事が出来なかった。

　事実を知り、普段の余裕を失った今のフィリップには、翔太郎の慰めの言葉も無意味だった。
　
　

　自分が知りたい部分だけが分からないか、、辛いよなあ。破られたページに僅かに文字が残されていた情報、、それが２人の観たヴィジョンなんかな？
　
　

　フィリップ君には悪いけど、亜樹子ちゃんのお父さんの名前が「壮吉」だった所為でニヤニヤが止まんないわ♪
　
　
　翔太郎の携帯電話型メモリガジェット「スタッグフォン」に、亜樹子からの連絡が入った。彼女は無断で持ち出したデジタルカメラ型メモリガジェット「バットショット」を使い、ミリオンコロッセオ内の光景を翔太郎達の元へと送る。
　
　映った映像内では、優子がルーレットに敗れ、一億の所持金を全て失っていた。彼女は加賀の言葉に乗り、自身の生命を賭けて最後の勝負に出るも、予想を外してしまう。

　それを見届けた加賀はマネードーパントに変身、優子に返済を迫った。
　
　

　亜樹子ちゃん、普通に活躍してるわね。やっぱり前回のは、捜査を邪魔してるって辺りが、感に障ったのかしら。
　
　

　画面越しに番号を言い当てたフィリップが凄い件について。
　
　
　必死に命乞いをする優子に、マネードーパントは彼女がミリオンコロッセオに訪れた切っ掛け――両親の店が破産寸前――を語り、更に「初めは家族の為にと良いながら金に目が眩んだ」と嘲笑いつつ、優子の生命をコインに吸い取ってしまう。
　
　お父さん、、お母さん……。
　
　優子は最後に両親の名を呼びながら、、意識を失い、倒れてしまった。
　
　

　……ギャンブルって怖いな、本当、しみじみと思う。。
　
　
　この光景を厳しい目で見つめる翔太郎とフィリップ。と、怒りに燃えた亜樹子はスリッパを構えると、マネードーパントに殴り掛かった！
　
　

　やっちまったー！？
　
　

　いやいや、ここはＧＪよ！　思い切り殴っちゃえ！！
　
　

　いやいやいや、危ないから！


一方、園咲家では冴子と霧彦の結婚式が行われようとしていた。冴子がドレスアップをしている最中、中庭で琉兵衛と出会う霧彦。

　一発、殴らせてくれ。

　琉兵衛の言葉に微笑を浮かべた霧彦だが、その手に握られたガイアメモリを見て表情を変えた。琉兵衛は霧彦が、ガイアメモリを扱えているかを確かめるつもりだった。

　そこに、若菜が現れる。彼女は琉兵衛に、自分が変わりに霧彦を試すと宣言。ガイアメモリを装着し、クレイドールドーパントへと変身した。
　
　

　若菜ってさ、何と言うかサド心を擽る性格してるよな。　



　そう云う事を、ニマニマしながら言わないの！
　
　
　マネードーパントに挑み、逆に窮地に陥った亜樹子。追い詰められた彼女は、咄嗟に翔太郎とフィリップの事も（名を伏せた上で）話してしまう。

　頭を抱える翔太郎。と、フィリップは彼からスタッグフォンを奪うと亜樹子に電話し、マネードーパントに勝負を挑んだ。

　フィリップの精神状態を心配する翔太郎に、彼は加賀のギャンブルテクニックを「対した芸でもない」と説明する。

　マネードーパントは自分にメリットが無いと渋るが、フィリップ達が６本のガイアメモリを持って居る事を知り、勝負を快諾した。



　フィリップ君、格好良いなあ。このシーン、展開が流れるみたいにスムーズで良いわね。


　一方、その頃。

　次々と放たれるクレイドールドーパントの光弾を、余裕で躱し続ける霧彦。その態度に苛立ちを募らせたクレイドールドーパントは彼に殴り掛かるが、霧彦はナスカドーパントへと変身。彼女の一撃を受け止める。

　その様子を見て、琉兵衛は満足げに合格を宣言した。



　良いねえ、気取った奴のメッキが剥がれるってのは♪



　だから、そのニマニマ止めなさいっての！
　
　
　フィリップが地球の本棚を探索する最中、翔太郎は河川岸で彼へのフォローについて思い悩んでいた。

　メリークリスマス！

　そこに、季節外れなサンタの服装をした男性のサンタちゃんが現れた。彼は翔太郎に玩具の詰まったプレゼントを渡すと、親しげに近付いて来た子供達を引き連れて去って行く。

　その直後、ミリオンコロッセオ行きのバスが到着。合流したフィリップと共に、翔太郎はバスへと乗り込んだ。
　


　さてと、サンタちゃんか。また濃い住民が登場したなあ。



　まあ、良い人みたいよ？　サンタちゃんに付いてった子供の、お父さんとお母さんからも信頼されてるみたいだし。
　
　

　みたい、だねえ。


　バスの中、世界中のあらゆるギャンブルの必勝法を読んで来たと語るフィリップ。

　君は、横で見ているだけで良いよ。

　余裕の彼を、心配そうに見つめる翔太郎。２人を乗せたバスは、ミリオンコロッセオへと辿り着いた。



　……台詞だけ聞くと、ギャンブルに明け暮れてる駄目親父って感じがするよな。



　必勝法を読んだ、って言うのがねえ。いや、コンビニで売ってる様な情報誌とは訳が違うんだけど。
　
　
　遂に始まった、フィリップと加賀のルーレット対決。

　掛け金はガイアメモリ１本＝ライフコイン１束の価値で、お互いに６対６。

　バス内での宣言通り、見事な計算で次々と予想を的中させていくフィリップ。だが、加賀の「家族」と云う単語に動揺、計算が出来なくなってしまう。
　
　

　そんな訳で、Ａパートが終了ってな。……翔太郎、見事にスルーされてるな。
　
　

　まあ、今回は仕方がないわよ。
　
　

　てか、フィリップも加賀と同じ方法で当ててるんだよな？　どうして加賀は、フィリップと違う場所に置いてんだ？　同じ場所には置けないルール？
　
　

　……ギャンブルに関しては、サッパリ分からないから。　
　
　
　一方その頃、園咲家の結婚式も始まっていた。

　ご満悦の琉兵衛に連れ添われ、幸せそうに歩む冴子。それを見つめて、若菜は舌打ちする。


　世界一幸福な家族、、ね。


　家族と云う言葉に動揺し、計算が出来なくなってしまったフィリップ。敗北を続けた結果、残すはガイアメモリ１本にまで追い詰められてしまう。

　その時、翔太郎が選手交代を宣言。ガイアメモリとライフコイン全てを賭けた、ババ抜きでの一発勝負を挑んだ。
　
　

　おお、サンタちゃんのプレゼントが役に立った。



　サンタちゃんがくれたプレゼント、全体的に懐かしい感じがして良いわね。


　順調に執り行われる、冴子と霧彦の結婚式。

　一方、翔太郎は得意な筈のババ抜きで苦戦を強いられていた。加賀は翔太郎の態度から手札等の情報を読み取り、更に完璧なカード捌きで、彼に好きなカードを引かせていたからだ。

　事態に絶望する亜樹子とフィリップを尻目に、勝負は最終局面へ。翔太郎の手持ちはダイヤのＡのみで、加賀の手持ちはスベードのＡとジョーカーの２枚。

　加賀は、翔太郎にジョーカーを引かせた後にダイヤのＡを引き、勝利すると宣言。

　加賀の、高笑いがミリオンコロッセオに響く。

　

　あー、、やっぱりコイツも狂ってるな。
　
　

　ガイアメモリの所為でも有るでしょうけど、ギャンブル狂だったってのも大きいと思うわよ？
　
　
　翔太郎の敗北を予想するフィリップ。

　だが翔太郎は、オヤッさんの言葉と共にフィリップへの思いを吐露。最後まで、自分の決断を後悔せず、最後の勝負に挑もうとする。

　それでも尚、翔太郎の敗北を疑わないフィリップに、亜樹子のスリッパが炸裂した。驚くフィリップに亜樹子は言う、翔太郎を信じろと。

　貴方達、二人で一人じゃない！

　亜樹子の言葉を受け、翔太郎は何かに気付いた。彼はフィリップに目配せをした後、最後の勝負に出る。



　翔太郎、格好良いなあ。それはそうと、亜樹子にオヤッさんの安否が遠回しながらも伝わった件について。



　あー、、まだ大丈夫なんじゃない？　遠くに行ったって説明してたから、何とか誤魔化せるわよ。


　加賀の手札の一枚を、右手で弾き飛ばす翔太郎。加賀の手に残ったのはジョーカー、、翔太郎は見事にスペードのＡを弾き当て、勝利した。

　残った札はいらねえ、、俺自身が、ジョーカーだからな。

　驚く加賀に種明かしをする翔太郎。彼はダブルドライバーを装着してフィリップと意識を共有する事で、自分が引こうとする手札＝ジョーカーとは反対の札を選ばせていた。

　勝負に勝ち、大喜びの亜樹子。一方、敗れた加賀はマネードーパントに変身。慌てた亜樹子の差し出したメモリを受け取った翔太郎とフィリップも、Ｗへと変身する！



　良いわねえ。こう、アイコンタクトで言葉が通じる関係って♪
　
　　

　だね。ダブルドライバーの特性を生かしての勝利ってのは、あくまでこれが「仮面ライダーＷ」で「ギャンブル作品」じゃないからかね？


　逃亡するマネードーパントを追うＷ。残された亜樹子は、嬉しそうにライフコインを集め寄せる。



　観直してたら、妙に気に為ったシーン。本当、嬉しそうなんだよなあ。ちゃんと持ち主ってか、元の人間に返す物だって分かってるんだよな？



　まあ、亜樹子ちゃんだからね。ちゃんとコメディリリーフしてる辺りは、良いと思うわよ。


　結婚式も終盤、誓いのキスを行った霧彦と冴子の二人は、それぞれナスカドーパントとタブードーパントへと姿を変えた。
　琉兵衛を初めとする協会内の人々の、祝福の拍手が響く。

　

　全体が公開されたのは、今回が初かな？　取り敢えずは、ライバルキャラが”仮面ライダー”じゃ無い事に一安心。


　逃亡を図るマネードーパントだが、道を走る車に足止めを受けてしまう。

　と、トンネルの方を振り返るマネードーパント。爆音を轟かせて出現したのは、ハードボイルダーに跨ったＷだった！

　通行人が目撃する中、ハードボイルダーを使った体当たりでマネードーパントを吹き飛ばすＷ！　バイクから降りた彼は、マネードーパントとの最後の戦いに挑む！！



　ふふ、やっぱりＷは良いね。ちゃんとバイクアクションをしてくれるよ♪
　
　

　私達的に、お気に入りのシーンね。


　巧みな足技で、マネードーパントを圧倒するＷ！



　むう、、前回でパンチも使ってたから少しガッカリ。やっぱり、サイクロンジョーカーの基本は蹴り技が中心なのかね？


　その頃、霧彦と冴子の結婚式は無事に終了した。最後に家族全員での記念撮影、、撮られた写真には、五体の怪人が写っていた。



　あの猫ちゃんも怪人なのよねえ、、やっぱり意外だわ。


　ルナジョーカー、ルナメタルへとフォームチェンジし、マネードーパントを追い詰めるＷ！　マネードーパントは「家族」の言葉で調子を崩そうとするが、フィリップの破かれた本の中には、新しく翔太郎と亜樹子の姿が映されていた。

　ヒートメタルへとフォームチェンジしたＷは、必殺の「メタルブランディング」を放つ！

　吹き飛ばされたマネードーパントは変身が解けるも、それでも尚も抵抗しようとする。だが、手を伸ばした加賀の目の前で、マネーのガイアメモリは砕け散った。



　ルナって凄いんだねえ、、腕だけじゃなくてメタルシャフトも曲がるとは。



　うーん、手が曲がるよりはコッチの方が好きかも。



　そして、基本フォームよりも必殺技の発動が多いヒートメタル。まあ、格好良いから仕方がないのかなあ？



　新しい必殺技でも特訓すれば良いのにね。


＞かくして事件は解決。ライフコインに吸い込まれた生命は、無事に持ち主にへと返され、優子も看板娘だった頃の笑顔を取り戻した。

　泉家には変わらず借金の山が待っている、しかし家族が居れば、何とか為るだろう。と、翔太郎が報告書を作成してると、若菜がＤＪを勤めるラジオ番組「ヒーリング・プリンセス」の１コーナーで、仮面ライダーの噂が紹介されていた。

　仮面ライダーＷ。

　風都で徐々に有名に為りつつ在る事と、若菜の番組で取り上げられた事に大興奮の、翔太郎とフィリップだった。



　そんな訳で、第０４話は終了。……正直、この作品で「仮面ライダー」って名前が出た事に驚いた。んで、凄く嬉しかった！



　第０２話とか第０３話とかで、少し諦めてたからね。しかも名付け方が良いのよねえ、、人々の噂から、かあ。



　それはそうと、優子さんも元の性格に戻って良かったね。……依存性の強い人間だと「今度こそは！」って続けちゃうだろうし。



　その末路が加賀や、第０３話に登場したお父さんね。
　
　
＊

　そんな訳で、仮面ライダーＷ第０４話の感想でした。あ、粗筋を書くのが大変だった……。

　次回は第０５話「少女…Ａ／パパは仮面ライダー」ですね。……仮面ライダーに隠し子発覚！？　いやいや。