月刊少年マガジン２０１４年１２月号分の、新仮面ライダーＳＰＩＲＩＴＳ感想。

新仮面ライダーSPIRITS第５９話の感想です。
ネタバレ注意。

前回の感想は此方。

　今回はショッカー編のエピローグと、デルザー編のプロローグって感じやね。
　先ずは東京の対デルザー戦線から。

　アマゾンの所へはマサヒコ＆ラストバタリオン、そして遂にりつ子姉ちゃんが合流！　バタリオン軍団に怯える姿が可愛らしい。(オイ)

　で、狼長官は何者かからの通信を受けて撤退。
　アマゾンへの援軍としてスーパー1とX＆ストロンガーの姿が描かれてたけど、、ストロンガーは未だ、ドクターケイトの毒を吹き飛ばしたダメージが残ってるっぽいね。
　そしてアマゾンも、狼長官が残した「歯形爆弾」で吹き飛ばされる！　そう言えば、そんな技も有ったなあ。(え、アマゾンの心配？　トカゲロイドの炎だって平気だった男だぜ？)


　さて、場面は代わって夢の島のＳＰＩＲＩＴＳ基地。

　和弘君の口から語られる、東京での過去が辛い。
　親を失った二人の兄弟に襲い掛かる理不尽な暴力、、それに必死に抗い、弟を護り続けた克己君。
　そっか、そうだよな。そんな目に遭ってたんじゃ、ライダーが来ても信じられる訳がないよな。大人達が狂っちまった中、お兄ちゃんとして、必死に戦って来たんだもんな。
　その背中を、弟はしっかり見ていた。兄の革ジャンを纏い、今度は僕が護ると宣言する。
　その勇気を、与えたのは……。

　轟くバイクの爆音。
　敢えて和弘君とは会わず、走り去る仮面ライダー１号＝本郷猛。
　その胸には、やはり少年達の両親を護れなかった後悔と無念が有るのだろう。

　だが、和弘君は走り去っていく勇姿に叫ぶ。
　兄が発してしまった言葉への謝罪、そして助けてくれた事への感謝を。
　ごめんさい、ありがとう。
　その言葉は、きっとライダーに届いた筈。
　
　……ふとショッカー編は、仮面ライダー１号ってより、始まりの改造人間・本郷猛の物語って感じに思った。
　巨大な陰謀に抗い、救えなかった人々を憂いて、それでも護る為に戦い続ける。
　そんな男の物語。


　さあ、最後。
　冒頭で１０分隊が撤収する中、１人だけショッカーアジトバダン支部に残っていた村雨良。
　そこに現れたのは、、復活を果たしたデルザー軍団の三馬鹿三大幹部、磁石団長、ヨロイ騎士、マシーン大元帥だった！
　え、何、戦うの！？　それとも共闘の持ちかけとか？　果たして奴等の目的とは何か、、って所で、次回に続く！！
　うーん、こりゃ楽しみだね。